初バイトの履歴書、これで完璧!高校生&主婦向け 失敗しない書き方ガイド

初バイトの履歴書、これで完璧!高校生&主婦向け 失敗しない書き方ガイド

アルバイトを始めようと思った時、まず必要になるものが履歴書です。でも、初めて履歴書を書くとなると、どんな風に書けばいいのか、何から始めたらいいのか分かりませんよね。履歴書を作ったことがある方でも、久々だと、すっかり作り方を忘れていた、なんてこともあると思います。

この記事は、そんな「初めての履歴書」に悩む方や、「久々の履歴書」に不安を感じる方にぴったりです!この記事を読めば以下のことがわかります。

  • **履歴書の基本**:履歴書の役割や重要性について理解できます。
  • **履歴書の準備**:必要な書類や情報を事前に把握し、スムーズに作成に取りかかれます。
  • **履歴書の書き方**:各項目の書き方や注意点を詳しく解説します。
  • **履歴書の選び方**:手書きとPC作成、それぞれのメリット・デメリットを知り、自分に合った方法を選べます。

さあ、一緒に初めての履歴書を完成させて、アルバイトデビューを目指しましょう!

1. まずはここから!履歴書ってどんな書類?

まずはここから!アルバイト履歴書作成の基本ルール

履歴書は、あなた自身のことや、これまでの経験を伝えるための大切な書類です。アルバイトをしたいお店や会社に、あなたがどんな人物なのかを知ってもらうための自己紹介のようなものと考えてください。

また、一般的に履歴書は、書類選考で使われます。書類選考を通過すると次は面接選考になります。つまり、 履歴書の内容が、面接に呼ばれるかどうかの重要な判断材料になるのです。だからこそ、丁寧に、そして正確に記入することが大切です。

2. さっそく作成!アルバイトの履歴書作成の基本ルール

履歴書を手に入れよう!無料テンプレートと手書きの注意点

履歴書と聞くと、とても難しい書類を想像するかもしれませんが、実はシンプルなルールに従って書くだけで、誰でも簡単に履歴書を作れるんです。

ここでは履歴書を作成するうえでの基本ルールを、知っていきましょう。

2.1. 履歴書を書く前に準備しよう!

履歴書を書くには準備しておくものが多くあります。以下の項目は、履歴書を作成するにあたって必要なものです。状況によって準備が必要なものが変わるので、一度確認したうえで必要なものを揃えておきましょう。
準備を行うことでスムーズに履歴書を書き進めることができます。

書類や物の準備

  • 印鑑: シャチハタではなく、朱肉を使う印鑑を用意しましょう。認印で大丈夫です。
  • 証明写真: 3カ月以内に撮影したものを使います。清潔感のある服装で、明るい表情で撮影した証明写真を用意しましょう。詳しくは後ほど説明します。
  • クリアファイル: 履歴書などの書類を持参する際に使います。書類が折れないようにするために必須です。
  • メールアドレス: 社会人としてふさわしいメールアドレスをもっていない場合は用意しましょう。名前と誕生日の組み合わせなどシンプルなメールアドレスが適しています。
  • 履歴書用紙: 手書きの場合は文房具売り場などで購入しましょう。パソコンで作成する場合は履歴書のテンプレートをダウンロードしておきましょう。
  • 筆記用具: 手書きの場合は、黒インクのボールペンか万年筆を用意しておきましょう。消えるボールペンや蛍光ペンは使えません。
  • A4の封筒: 履歴書を郵送する場合は必須です。文房具売り場などで購入できます。

情報や内容の準備

  • 基礎情報の整理:学歴・職歴・資格は各年月と所属や資格の正式名称をまとめておきましょう。資格の取得月は合格証や資格者証に記載されたものを書きます。
  • 求人情報の確認: 応募資格、必要な経験、勤務時間や曜日など、求人情報の内容をしっかり確認しましょう。
  • 応募企業の募集要項:提出方法や指定の書式・フォーマットがないか確認しておきましょう。提出方法についても指定があればそれに従います。
  • 志望動機の整理: なぜこのアルバイトに応募したいのか、自分の言葉でまとめておきましょう。
  • 自己PRの内容: 自分の強みやアピールポイントを整理しておきましょう。具体的なエピソードを交えると効果的です。

2.2. 履歴書を手に入れよう!無料テンプレートと手書きの注意点

履歴書は、主に以下の3つの方法で入手できます。

履歴書を手書きで作成する場合

  1. コンビニや文房具店で購入する
    最も手軽な方法です。履歴書と封筒がセットになったものが販売されています。近くのコンビニや100円ショップでも購入できるので、すぐに用意したい場合におすすめです。
  2. 書店で購入する
    書店では、履歴書の書き方マニュアルとセットになったものや、職種に特化した履歴書など、豊富な種類の履歴書が販売されています。初めて履歴書を書く方や、履歴書の種類にこだわって作成したい方は、書店で自分に合ったものを探してみるのも良いでしょう。

履歴書をパソコンで作成場合

  1. インターネットからダウンロードする
    インターネットで「履歴書 テンプレート」と検索すると、無料でダウンロードできる履歴書のテンプレートが多数公開されています。厚生労働省が公開しているJIS規格の履歴書は最も信頼できる履歴書のテンプレートと言えるでしょう。WordやPDF形式でダウンロードできるものが多く、パソコンやスマートフォンで入力・編集が可能です。

2.3. 【パソコンで履歴書を作成!】無料の履歴書テンプレートを使うメリットとデメリット

無料の履歴書テンプレートは、経済的で便利な反面、いくつか注意すべき点もあります。メリットとデメリットを理解した上で活用するか選びましょう。

メリット

  • 無料で使える:費用をかけずに履歴書を作成できます。
  • キレイで見やすいフォーマット:既に履歴書のフォーマットが整えられているので、採用担当者からしても情報が見えやすい仕上がりになっています。
  • 修正が簡単:誰でも簡単に操作できるように作られたフォーマットなので、簡単に修正できます。

デメリット

  • 個性が出にくい:多くの人が同じテンプレートを使用している可能性があり、個性を出しにくい場合があります。志望動機欄などの内容で、自分らしさをアピールするよう心がけましょう。
  • パソコンやプリンターが必要:テンプレートを利用するには、パソコンとプリンターが必要です。ない場合は、スマートフォンを活用して作成し、印刷はコンビニエンスストアのコピー機などを利用しましょう。
履歴書テンプレートで採用成功!無料ダウンロードのやり方から効果的な活用法まで徹底解説

2.4. 【手書きで履歴書を作成!】書くときの4つの注意点

パソコンやプリンターがない場合は、手書きで履歴書を作成しましょう。ただし応募先の企業から書き方の指定がある場合は別です。その際は企業からの指示に従って作成しましょう。手書きの場合は、丁寧に書くことで、熱意や誠実さが伝わりやすくなります。

  1. 黒のボールペンで丁寧に書く:黒インクのボールペンを使用し、楷書で丁寧に書きましょう。万年筆や鉛筆は避け、インクが滲まないように注意してください。誤字・脱字がないか、何度も確認しましょう。
  2. 書き損じは新しく書き直す:間違えた場合は、できる限り新しく書き直します。修正液や修正テープの使用は絶対に避けましょう。やむをえず書き直す時間がない場合は、二重線で消して訂正印を押してから修正を書き加えます。しかし修正箇所が複数ある場合は、見栄えが悪くなってしまうので、新しい履歴書に書き直します。
  3. 空欄を作らない:空欄があると、未記入なのか意図的なのか分かりづらいため、すべての項目を埋めましょう。該当する内容がない場合は、「なし」と記入してください。
  4. 写真は写真用糊で貼る:証明写真は、履歴書に指定されているサイズ(縦4cm×横3cmが一般的)のものを用意し、写真用糊で丁寧に貼り付けましょう。剥がれ落ちないように、しっかりと押さえて固定してください。

2.5. 手書きとパソコン、どちらを選ぶべき?

手書きとパソコンのどちらで履歴書を作成した方が良いか迷う方もいるかもしれません。企業から作成方法の指示がない限り、最終的にはどちらを選んでも問題ありませんが、それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った方法を選びましょう。

  • 手書きがおすすめな人
    • 字に自信がある人
    • 丁寧に書くことで誠実さをアピールしたい人
    • パソコンやプリンターを持っていない人
    • 履歴書の作成に時間をあてられる人
  • パソコンでの作成がおすすめな人
    • 見やすく、読みやすい履歴書を作成したい人
    • 修正や書き直しに時間をかけたくない人
    • デザインにこだわりたい人

正直に言うと、履歴書の作成方法としてどちらを選ぶかは、そこまで重要ではありません。肝心なのは、丁寧に作成し、あなた自身の熱意を伝えることです。どちらの方法を選ぶ場合でも、誤字脱字や記入漏れがないか、しっかりと確認しましょう。

3. 履歴書の書き方と基本ルール

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履歴書には、記載すべき項目が数多くあります。各項目ごとに書くべき内容や注意点が異なるので、どのような点に注意すればいいのか、一つずつしっかりと見ていきましょう。

3.1. 基本情報

基本情報

①日付

書類の作成日を記載します。

  • オンラインで提出する場合:提出日を記入します。
  • 郵送で提出する場合:投函日を記入します。
  • 持参する場合:持参する日を記入します。

②氏名

戸籍通りの漢字で正確に書きましょう。ふりがなも忘れずに!

  • 氏名は戸籍に登録されている漢字で記入します。
  • 苗字と名前のあいだに一文字分のスペースを空けておくと読みやすいです。
  • ふりがなの位置は漢字に合わせましょう。
  • 印鑑を押すように指示がある場合は、氏名欄の右端に押印します。
  • 手書きで履歴書を作成している場合は、楷書で丁寧に書きましょう。

③生年月日

西暦で記入するのが一般的です。年齢は記入欄があれば記入しましょう。

  • 西暦と和暦のどちらで記入しても構いませんが、学歴・職歴などでも同じ書き方で統一するようにしましょう。
  • 年齢は書類を作成した当時の年齢を記入します。
  • 満年齢とは生まれた当時を0歳とし、誕生日を迎えるごとに1歳増えていく考え方です。
  • 漢数字と算用数字は混在させないようにします。

④住所

現住所を正確に記入します。アパートやマンション名、部屋番号まで忘れずに書きましょう。

  • 都道府県から書き始めます。
  • ふりがなは市区町村まで書きます。
  • 番地や建物番号は、漢数字で書くのが一般的です。

⑤電話番号

携帯電話の番号で問題ありません。日中連絡が取れる番号を記入しましょう。

  • 自宅に固定電話がある場合は、日中により連絡が取りやすい方を記入します。

⑥メールアドレス

応募用として、パソコンからでも確認できるアドレスを用意するのがおすすめです。

  • 会社用のアドレスは使わないようにしましょう。
  • 日中に確認しやすいアドレスを記入するようにしましょう。

⑦写真

履歴書に添付する証明写真は、清潔感と明るさが重要です。書類選考における第一印象を左右しうるので、専門の業者に依頼するのがおすすめです。

  • サイズ: 履歴書に指定されているサイズの写真を貼り付けましょう。
  • 服装: 清潔感のある服装を心がけましょう。首元が開きすぎている服や、大ぶりのアクセサリーは避け、制服がある場合は着用するのがおすすめです。
  • 表情: 明るく自然な笑顔で撮影しましょう。
  • 姿勢:背筋を伸ばし、姿勢を正して撮影します。良い姿勢は、自信と誠実さをアピールできます。椅子に座る場合は、浅めに座り、背もたれに寄りかからないようにしましょう。
  • 目線:カメラにまっすぐ向け、少しだけ目を見開きましょう。
  • 背景: 白か水色が一般的です。背景色は印象を大きく左右するので無難な色にしましょう。
  • 撮影方法:写真スタジオなどプロに撮ってもらいましょう。自分でスマホを使って撮影する場合は、背景を白くして、明るい場所で撮影しましょう。

3.2. 学歴・職歴・資格・免許

①学歴

学歴

学歴をどこから記載するか、明確なルールはありませんが、一般的には義務教育が終了する中学校卒業から記入します。

  • 「市立」「県立」「国立」「私立」などから正式名称で学校名を記入します。
  • 高校は省略せず「高等学校」と記載します。
  • 大学については、学部名・学科名も正式名称で記入するのが一般的です。
  • 最終学歴となる過程をまだ卒業していない場合は、学校名のあとに「卒業見込み」と記入します。
  • 卒業せず中退した場合は「中途退学」と記入します。
  • 年月は西暦にするか和暦にするか、生年月日と同じ方に統一しましょう。

②職歴

職歴

正社員経験のある会社について、全て記入します。職歴は古いものが一番上になるように記載します。

  • 会社名は「株式会社」や「有限会社」なども省略せず正式名称で記入します。
  • 欄に余裕がある場合は、所属部署と簡単な業務内容も書き添えると良いです。
  • 退職理由が自己都合の場合は「一身上の都合により退職」と記載します。会社都合の場合はそのように記載します。
  • 年月は西暦にするか和暦にするか、生年月日や学歴と同じ方に統一しましょう。
  • アルバイト経験は正社員経験がない場合や、空白期間が生じている場合に記入します。
  • 全ての職歴を書き終えたら改行し、右端詰めで「以上」と記入します。

③資格・免許

資格・免許

必ずしも、全ての資格を記載する必要はありません。応募する職種や企業との関連度が高いものを厳選して書くのがおすすめです。

  • 運転免許を持っている場合、最初に必ず運転免許を記入します。
  • 資格・免許は正式名称を記載します。
  • 応募する職種や企業との関連度が高い順に記入します。例えば経理職に応募する場合、簿記から記入すると良いです。
  • 資格や免許の種類によって「取得」と「合格」を使い分けて書きましょう。
  • 全ての資格・免許を書き終えたら改行し、右端詰めで「以上」と記入します。
  • 所持している資格や免許がない場合は「特になし」と記入します。

3.3. 志望動機・自己PR

志望動機

なぜこのアルバイトに応募したいのか、あなたの熱意を伝えましょう。具体的なエピソードを交えると効果的です。

1.そのバイト先で働きたい理由

応募したバイト先で働きたい理由を、わかりやすく書きましょう。理由が明確だと、あなたのやる気が伝わり、長く働いてくれそうだという印象が強まります。また、アルバイトの志望理由は素直に伝えた方がミスマッチを避けられます。例えば以下のような理由を伝えると良いでしょう。

  • バイトの応募条件が希望に沿っている
    「バイト先が家から近いため」「シフトが希望に合っているため」「髪色・ネイルが自由にできるため」
  • バイトの仕事内容に興味がある
    「人と接する仕事がしたいため」「ずっと憧れていた業界で働いてみたいから」
  • お金を稼ぎたい
    「生活費のため」「学費を稼ぐため」「旅行に行くお金を貯めるため」「趣味に充てるため」
  • 将来のために経験を積みたい
    「社会人として経験を積むため」「アルバイト経験を積むため」
  • その他
    「友人や家族からの紹介のため」「バイト先に特別な思い入れがあるため」

2.そのバイト先で貢献できること

採用担当者は、会社にとってメリットのある人材を採用したいと考えています。あなたがどのようにしてバイト先へ貢献できるか、具体的に説明することができると、採用担当者はあなたの活躍する姿を想像しやすくなり、採用される可能性が高まります。

  • 長時間働ける
    バイト先にとって、シフトに多く入り、できる限り長く働いてくれそうな人はとても魅力的です。バイト先で働きたい理由として「お金を稼ぎたい」「家から近い」「シフトが希望に沿っている」などを挙げている人は、採用担当者から長時間働けそうな人材だと判断され、好印象を抱かれやすいです。
  • 同じ業界や職種で働いた経験がある
    即戦力であることはバイトでも強みになります。バイトは特に人の出入りが激しく、場合によっては少人数でシフトを回さなければならない時もあります。経験者の存在はバイト先にとって、とても大きいものです。

自己PR

あなたの長所や特技、これまでの経験をアピールしましょう。具体的なエピソードを交えると、より印象に残ります。

初めてアルバイトをする方

アルバイト経験がない状態で応募するので、これまでの学生生活を通して培ってきたスキルや、自身の性格から強みを分析しアピールしましょう。採用担当者にポテンシャルを感じてもらうことが重要です。

アルバイト経験がある方

過去のアルバイト経験を通じて養ったスキルや、バイトをするうえで心がけてきたことを中心に、即戦力として貢献できることをアピールしましょう。

自己PRに使えるスキル一覧

自己PRで強みとしているスキルをアピールする際は、「〇〇力」のようにスキルをわかりやすい言葉に置き換えたうえで、それにまつわる経験やエピソードを伝えると良いです。

スキル名 アルバイト未経験者 アルバイト経験者
コミュニケーション能力・協調性 行事の運営スタッフ・委員会・部活動 接客業・サービス業・イベント系
正確性・マルチタスク能力 実行委員会・部活動の運営 接客業・レジ・事務系・工場の軽作業系・イベント系
適応力・対応力 トラブルを解決した経験・部活動 接客業・レジ・イベント系
忍耐力 部活動・勉強・地道に努力した経験 事務系・工場の軽作業系

4. その他

4.1. 通勤時間

自宅から勤務地までの時間をおおよそで記入しましょう。なお、厚生労働省より公開されているJIS規格の履歴書では、2020年より「通勤時間」は任意の記載とされています。

  • 電車など交通機関を使う場合は、乗り換え案内サービスなどで検索し、おおよその時間をわりだして記入しましょう。
  • 配属先が未定の場合は、希望する配属先ごとに記入するとわかりやすいです。
  • アルバイトにおいて通勤時間は重要な選考要素です。空欄にすることは避けましょう。

4.2. 扶養家族・配偶者

扶養家族とは

あなたの収入によって生活を成り立たせている家族のことを指します。扶養家族にはカウントできる条件が定められています。

  • 3親等以内の親族で同居している、または別居でも扶養可能な親族であること。
  • 被扶養者があなたの健康保険組合以外に加入していないこと。
  • 年齢とその他条件によって設けられた年収の条件を満たしていること。
60歳未満 60歳以上 障害厚生年金受給者
扶養申請後1カ月あたりの月収 10万8千334円未満 15万円未満 15万円未満
扶養申請後1年間の年収 130万円未満 180万円未満 180万円未満

マイナビ転職『【履歴書】配偶者・扶養家族とは?書き方、記載例・見本、扶養家族の数え方』を参照
※2025年5月時点の情報です。

配偶者とは

配偶者とは、あなたと婚姻関係にある人のことを指します。
履歴書では配偶者の有無を問う「配偶者」欄と、配偶者の扶養義務を問う「配偶者の扶養義務」欄の二つがあります。なお、厚生労働省より公開されているJIS規格の履歴書では、2020年より「配偶者」「配偶者の扶養義務」の二つは任意の記載とされています。

「配偶者」欄

配偶者欄は、事実婚を含む婚姻関係を結んでいる場合は「有」と記入します。未婚の場合は「無」と記入しましょう。

「配偶者の扶養義務」欄

  • 配偶者が60歳未満で年収が130万円以上:配偶者の扶養義務に「無」と記入します。
  • 配偶者が60歳未満で年収が130万円未満:配偶者の扶養義務に「有」と記入します。
  • 配偶者が60歳以上、または障害厚生年金受給者で年収が180万円以上:配偶者の扶養義務に「無」と記入します。
  • 配偶者が60歳以上、または障害厚生年金受給者で年収が180万円未満:配偶者の扶養義務に「有」と記入します。

4.3. 本人希望記入欄

本人希望記入欄に記入された内容は、働くうえで妥協することができない必須の条件として、採用担当者に認識されます。記入する場合は、企業側との擦り合わせに応じることができない条件に絞って記入しましょう。内容には気を付けましょう。

  • 特に記載する内容がない場合は「貴社の規定に従います」と記入します。
  • 退職に伴う希望がある場合は記入しましょう。
  • 健康上の理由から希望する働き方がある場合は記入しましょう。
  • 複数の職種にまたがって募集されている場合、希望職種があれば記入しましょう。
  • 本人の希望から絶対に譲れない条件がある場合は記入しましょう。
  • 給与や待遇面についての希望は絶対に記入しないようにしましょう。

5.よくある質問

よくある質問

ここでは履歴書を作成するにあたって、よくある質問をまとめました。内容をしっかりと確認し、正しいマナーを守って履歴書を作成しましょう。

5.1. Q1. 履歴書はパソコンで書いてもいいの?

A. パソコンで作成した履歴書でも問題ありません。ただし、手書きを指定されている場合は、丁寧に手書きで作成しましょう。

5.2. Q2. 手書きで作成した履歴書で、間違えてしまった場合はどうすればいいの?

A. 修正液や修正テープは使わず、基本的には新しく書き直しましょう。どうしても書き直す時間がない場合は、二重線で消した後に訂正します。なお、書き損じた箇所が複数に及ぶ場合は、やはり書き直した方が見栄えが良いです。

5.3. Q3. アルバイトと正社員の経験がある場合、順番はどうすればいい?

A.一番上が最も古いものになるように、 時系列順に記入します。雇用形態がアルバイトの職歴と正社員の職歴と分けて記入する必要はありません。なお雇用形態がアルバイトであるとわかるように書きましょう。

5.4. Q4. ブランク期間はどうやって書いたらいい?

A.職歴にブランク期間がある場合は隠さず、どのように過ごしていたかを具体的に記入しましょう。ブランクが生じた理由とその期間について、正直に、そして前向きな言葉で表現することが大切です。

5.5. Q5. ブランク期間が長いと不利になる?

A.ブランク期間の長さよりも、その期間をどのように過ごしたか、何を学び、どのように成長したかが重要です。採用担当者は、あくまでブランク期間の中身をみているので、前向きな姿勢をアピールしましょう。

5.6. Q6. 履歴書に使う証明写真は、自撮りじゃダメ?

A.証明写真の撮り方に決まりはありませんが、やはり写真のプロに依頼した方が、確実に見栄えはよくなります。特に履歴書の証明写真は、採用担当者があなたという人物を認識する最初の段階で見られるものです。プロによる照明の当て方や写真のレタッチ技術により、自撮りよりもあなたの魅力が伝わりやすい写真に仕上がります。

6. まとめ

まとめ

履歴書は、アルバイト先へ自分をアピールするための大切な書類です。基本ルールを守って、丁寧に作成することで、あなたの人物像や熱意が伝わりやすくなります。

なお、書き終えたら、必ず見直しを行うことを忘れないでください。誤字脱字や記入漏れがないか、全体的なバランスは整っているか、もう一度丁寧に確認しましょう。可能であれば、家族や友達に見てもらうのも良いでしょう。

履歴書は、アルバイト採用における第一関門です。丁寧に作成し、あなたの熱意と能力を効果的に伝えることで、採用に近づくことができます。この記事を参考に、自信を持って履歴書を作成し、アルバイトに挑戦しましょう!

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