就職・転職を勝ち抜く!履歴書に使う写真の選び方・撮り方の完全ガイド

就職・転職を勝ち抜く!履歴書写真の選び方・撮り方完全ガイド

企業の人事担当者は、日々限られた時間の中で膨大な量の応募書類に目を通し、選考通過者を選びます。その中で、応募者を選考する最初の要素が、履歴書の写真です。そのため、適切な写真を撮り、人事担当者に好印象を与えることが選考通過のうえで重要になります。

この記事では、以下のポイントについて解説します。

  • 履歴書の写真のサイズ
  • 履歴書の写真に適した服装・表情・背景
  • おすすめの撮影方法

アルバイトに応募する大学生から就活生、転職を目指すビジネスパーソンまで、すべての求職者に役立つ内容です。

1. 理想の履歴書写真とは?サイズ・形式・印象のポイント

履歴書の写真は、あなたの「第一印象」を決定づけます。撮影するうえのマナーを理解し、選考担当者に「会ってみたい」と思ってもらえるようにしょう。

1.1. 履歴書写真の基本サイズとデータ形式

履歴書に使う写真のルールを正しく把握することは、ビジネスマナーをアピールする第一歩です。

  • 履歴書の写真のサイズ
    一般的に縦4cm×横3cmです。採用企業から指定がある場合は、必ずその指示に従いましょう。
  • データ形式
    JPEG形式が指定される場合が多いです。ファイルサイズは数MB以内に収めると、受け取る側がスムーズに開くことができます。

1.2. 履歴書写真のマナー

履歴書の写真は、選考の際に、参加者が本人であることを確認するためのものです。写真と同一人物だと判断されるかどうかを基準に、撮り直しのタイミングを決めましょう。

  • 履歴書の写真の期限
    明確な期限はありませんが、3カ月以内が推奨されます。古い写真を使うと、選考に対する熱量に欠けると判断される場合があります。
  • 期限にかかわらず撮り直した方が良い場合
    なお、髪形など見た目に大きな変化があった際は、写真と本人が同一人物だと認められない可能性があるため、必ず撮り直しましょう。

1.3. 写真で与えたい印象:清潔感・誠実さ・自信

履歴書の写真で重要なのは、清潔感、誠実さ、自信を伝えることです。
これらを意識することで、自信に満ちた写真になり、人事担当者にポジティブな印象を持ってもらいやすくなります。

  • 明るく自然な表情
  • 背筋を伸ばす

2. 服装・髪型・メイク:好印象を与える身だしなみ

服装・髪型・メイク:好印象を与える身だしなみ

服装、髪型、メイクは、写真の印象を大きく左右する要素です。
ビジネスシーンにふさわしい身だしなみで、あなたの誠実な一面をアピールしましょう。

2.1. 服装:スーツ着用が基本。色・柄にも注意

履歴書の写真を撮る際の服装は、スーツが基本です。

  • スーツ
    黒、紺、グレーなどの落ち着いた色かつ無地のものを選びましょう。
  • シャツ
    基本的には白を着用します。スーツと併せることで清潔な印象を与えられます。
  • ネクタイ
    男性は着用必須です。新卒はシンプルな柄のものを、転職者は落ち着いた色合いで上品なデザインのネクタイを選びましょう。

2.2. 髪型:清潔感を重視。派手な色はNG

髪型は、清潔感のあるスタイルに整えましょう。

  • 男性の場合
    男性は髪が長すぎる場合はカットし、ひげはきれいに剃りましょう。
  • 女性の場合
    髪の毛が長い場合はまとめ、派手なアクセサリー類は外します。顔周りをすっきりとさせ、表情がはっきりと見えるようにしましょう。
  • 前髪
    前髪は目元にかかると暗い印象になるため、表情が見えるよう流しましょう。
  • 髪色
    髪色が明るすぎる場合は、暗めの色に染め直しましょう。

2.3. メイク:ナチュラルメイクがベスト。派手な色は避ける

メイクは、ナチュラルメイクを心がけましょう。全体的に落ち着いた色を選び、厚塗りを避け、自然な肌色を活かしたメイクが好ましいです。アイメイクは瞳の色に近いものにすると、自然な仕上がりになります。

2.4. メガネ:基本的にかけてOK。場合によっては外す選択も

メガネの着脱にルールはありませんが、本人確認で問題がないよう、普段使いしている方は着用しましょう。ただしレンズの反射光によって撮影に支障をきたすなど、写真の質を損なう場合は外すことも選択の一つです。

3. 表情・姿勢・背景:写真撮影の3大ポイント

「表情」「姿勢」「背景」の3要素は、写真のクオリティを左右するポイントです。適切な表情を心がけ、適切な背景を選び、あなた自身の魅力を最大限に引き出しましょう。

3.1. 表情:自然な笑顔で好印象UP!

表情は、写真で目を惹くポイントです。

  • 明るい印象にするポイント
    口を閉じ口角をやや上げて笑うと、自然な笑顔になり明るい表情になります。
  • 練習方法
    鏡の前で練習したり、楽しいことを想像しながら撮影に臨むと良いでしょう。

3.2. 姿勢:背筋を伸ばして自信を演出

姿勢は、工夫しだいで自信や誠実さを伝えることができます。
背筋を伸ばし、肩の力を抜いて自然な姿勢を保つと良いでしょう。また少し顎を引くと、よりシャープな印象になります。猫背は厳禁です。

3.3. 背景:シンプル is ベスト!無地背景で人物を引き立てる

背景をシンプルにすることで、人物が引き立ちます。

  • 撮影場所で撮影する場合
    基本的には無地の背景を選び、余計なものが写り込まないように注意しましょう。白や薄いグレーなど、明るい色の背景がおすすめです。
  • 自宅で撮影する場合
    壁やカーテンを背景の代わりにすると良いでしょう。

4. 写真館vs自撮り:それぞれのメリット・デメリットを徹底比較

履歴書の写真は、プロのカメラマンに依頼して撮影する方法と、自分で撮影する方法があります。ここではそれぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った方法を選びましょう。

4.1. 写真館で撮るメリット:高画質・好印象・手間いらず

プロのカメラマンに依頼する最大のメリットは、高画質で好印象な写真を、手間をかけずに撮れることです。

  • 高画質
    プロのカメラマンは、ライティングやポージング技術に精通し、あなたの魅力を最大限に引き出すことができます。また、写真館では適切な背景や照明が整っているため、クオリティの高い写真が期待できます。
  • 手間がかからない
    修正やレタッチも依頼できるため、手間をかけず、理想的な一枚に仕上げることができます。

4.2. 写真館で撮る注意点:高コスト・準備期間・時間の融通に注意が必要

プロのカメラマンに依頼する最大のメリットは、高画質で好印象な写真を、手間をかけずに撮れることです。

  • 高コスト
    莫大な費用がかかるわけではありませんが、自撮りに比べるとコストがかかります。また写真のクオリティにこだわりオプションを依頼すると、より高値になるので注意しましょう。
  • ある程度の準備期間
    写真館への予約やスーツの準備など、写真館の予約日に合わせた事前準備がある程度必要になります。
  • 時間
    写真館の営業時間や空き状況に左右され、場合によっては予約を行う必要がある場合があります。

4.3. 自撮りのメリット:低コスト・手軽さ・時間節約

自撮りの最大のメリットは、低コストで手軽に撮影できることです。また時間や場所に縛られないため、忙しい方にもおすすめです。

  • 低コスト
    依頼せず自力で撮影するのでコストがかかりません。
  • 手軽さ
    スマートフォンやデジタルカメラがあれば、いつでもどこでも撮影できます。また納得いくまで何度も撮り直せるため、クオリティも追求できます。

4.4. 自撮りの注意点:画質・背景・ライティングに工夫が必要

自撮りで高品質な写真を撮るには、いくつかの注意点があります。

  • 画質
    画質のクオリティを上げるには、明るい場所で撮影し、スマートフォンの高画質モードを使用するなど、工夫が必要です。
  • 背景
    余計なものが写り込まないように、シンプルな背景を選びましょう。
  • ライティング
    自然光が入る場所で撮影するか、照明器具を使用して明るさを調整しましょう。
  • 手ブレ対策
    可能であれば、三脚やセルフタイマー機能を活用することで手ブレを防ぎ、より安定した写真が撮れます。

5. 写真加工・提出:最後の仕上げで差をつける!

撮影した写真は、自然な印象を保った範囲で、提出前に明るさやコントラストの調整などの簡単な加工を行うことができます。また提出時もファイル形式とサイズにも注意しましょう。

5.1. 写真加工の範囲:明るさ・コントラスト調整程度が適切

履歴書に使う写真の加工は、明るさやコントラストの調整程度にとどめましょう。最近は写真加工を行えるアプリもあるので、時間がない方はアプリを活用することで、移動中も手軽に行うことができます。

  • OK例
    写真全体の明るさを上げるなどの自然な範囲での修正。
  • NG例
    シミやしわを消したり、顔のパーツを修正するなど、本人の印象が変わる過度な加工

5.2. 提出時の注意点:指定形式・サイズを守る

写真は、企業が指定するファイル形式とサイズで提出しなければなりません。

  • ファイル形式
    一般的にはJPEG形式です。企業の指示に従いましょう。
  • ファイルサイズ
    ファイルサイズが大きいとアップロードに時間がかかったり、エラーが発生することがあるので、数MB以内にしましょう。
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5.3. 履歴書の印刷:写真の印刷のやり方

手書きの場合もパソコンで作成した場合も、履歴書を印刷する際は、写真のデータと分けて印刷します。貼り方に決まりはありませんが、両面テープなどを使うと良いでしょう。

  1. 履歴書を印刷する
  2. 履歴書の写真を印刷する
  3. 印刷した履歴書の写真の裏に一枚ずつ名前を書く
  4. 印刷した履歴書に履歴書の写真を貼る

写真館で撮影した場合は、写真の印刷サービスがあるのでぜひ活用しましょう。自宅のプリンターやコンビニでも印刷は可能です。

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5.4. 好印象を与えるポイント:ファイル名のつけ方

ファイル名のつけ方に、企業から指定がある場合は従いましょう。指定がない場合、応募先の企業名・応募先の職種名・自分の名前を組み合わせたファイル名にすると、採用担当者が履歴書を管理しやすくなり、好印象も期待できます。

5.5. 最終チェック:写真のチェックポイント

写真を履歴書に貼り付ける前に、最終チェックを行いましょう。最終チェックが完了したら、写真が真っすぐになるように丁寧に貼り付けましょう。

  • 写真の映りぐあい
  • 写真のサイズ
  • 写真の服装
  • 写真の背景
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6. まとめ:最高の履歴書写真で、就職・転職活動に臨もう!

履歴書の写真は、書類選考における第一印象を決める重要な要素です。
適切なサイズ、服装、表情、背景をおさえることで、クオリティの高い写真が仕上がり、選考通過率を上げることができます。この記事で紹介したポイントを参考に、あなた自身を最大限にアピールできる履歴書の写真を撮り、自信をもって就職・転職活動に臨んでください。

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